3月29日の日本経済新聞朝刊の社説に、「年金改正をシニア就業の拡大に生かせ」が掲載されました。4月1日から、高齢者の就業を年金制度の面から後押しする改正がスタートするとのこと。
一つは年金の受給開始年齢を希望者が75歳まで繰り下げることができ、受け取る金額もそれに併せて増える、というもの。これは定年(前)女子塾の皆さまならご存知のように、そんなに過信してはいけない制度ですね。なぜそうなのかについては、過去のサロン動画をご覧ください。深田先生が解説してくれています。
ですが、今ひとつの制度は、ちょっとうれしくなります。これまで厚生年金を受け取りながら勤務を続ける場合、65歳以降に納めた保険料が年金額に反映されるのは退職時か70歳に到達したときだった。4月からは年金額が毎年10月に改定され、納めた保険料がすみやかに年金額に反映されるようになります。
そしてまた、年金をもらいながら働く60~64歳は、年金と給与の合計額が月28万円を超えると年金が減額されていましたが、この基準額が65歳以上と同じ47万円に上がるとのことです。
これらは、働くシニアを増やしていこう、という制度なのですが、私たちシニアもただ働き続けるだけではだめで、やはり、社会の要請に応えるべく、自身の生産性を高めるために、知識やスキルを学び直す必要があります。そのようなシニアのための学び直しサポート制度があったりすると、もっと嬉しいんだけどなああ。なーんちゃって。
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