定年ファクトフルネス。
Q1 持久力、ピークである14歳を「100」とすると60歳ではいくつになる?
Q2 知能水準、25歳と70歳、どっちが高い?
Q3 ストレス耐性が低いのはどっち?20代VS 60代
意外な答えに「へーっ」とさせられて始まる新書、『失敗しない定年延長~「残念なシニア」をつくらないために』(石黒太郎著/光文社)を読みました。
タイトルからはシニア向けかな?と思いますが、むしろ人事向け。もちろん当事者が読んでも面白かったですが、人事の専門家がデータと資料と経験に基づき、シニア雇用の現状と今後あるべき姿を提言している良書です。特に40~50代の人事担当者に読んでほしい。
たとえばこんな「ファクト」が。
- 日本の生産年齢人口の減少による労働力不足は、女性、外国人、AIではとうてい補えず、シニア雇用は必須
- 職務が同じでも年収は6割以下という再雇用の現状は、「社会福祉政策」としての雇用となっており、モチベーションを失うシニアが急増
- 企業の社員全体の20%を占めるバブル入社組がもうすぐ60歳を迎える
- シニア予備軍の中高年社員の半数程度が長期間にわたり会社の人材育成施策の対象外となっている
- 自ら学ばない中高年が7割いる
これらのファクトをベースに、ジェントロジーや欧米での定年延長なども視野に入れて、これからの定年延長を示しています。
ちなみにQ1の答えは
女性の場合、「25%まで落ち込む」。
お、思い当たるーー!
その他の答えと提言内容に興味がある方は、こちらの本でぜひに~(PRを仰せつかっているわけではありません・笑)
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