NRI社会情報システムが「社会のデジタル化」に対するシニア世代の意識調査を実施しました。
何を目的とした調査か、若干不明ですが、マイナンバーカードに対する項目が多いことを鑑みるにマイナンバーカードについて、一番聞きたかったのかしらん、と思います。
「社会のデジタル化」に期待していると回答したシニア世代は57.9%、期待していないと回答したのは32.7％でした。貯蓄が多い人ほど、また、仕事を通じた社会との接点のある人ほど期待が高くなっています。おもしろいところでは、生活や仕事の満足度が高い人、そして低い人ともに、デジタル化への期待が強い傾向が見られました。
「社会のデジタル化」に期待しないと回答した人の理由は、「個人情報が漏洩されるリスクが高くなると思う」、「今の生活に不自由はない」、「監視社会になることが不安」、「新しい技術や機器を使いこなせる自信がない」とのことでした。
社会のデジタル化で期待する分野は、「行政サービス」、「医療・ヘルスケア」とありますが、調査時期は今年３月なので、ワクチン接種における各自治体のDX対応の遅れには、大いに失望していることでしょう…。
