暮しの手帖別冊「お金の手帖Q&A」というムックが昨日発売になりました。
がっつり26ページ関わり、先月はゲラ読みが大変でした.
編集者が取材にきたのがGW前後をはさんで3時間×3回！
やっと発売になったのは、編集者だけでなく私も感無量でございます。
このムックのすごいところは、日本経済という窓から自分のお金を知ろうという切り口。
前半は「経済を通じて社会を知ろう」、後半が「家計の不安を取り除こう」です。
前半の日本経済編、本当に暮しの手帖っぽい切り口です。読んでいて、心がチクッとしたり、
世の中の矛盾にイラっときたり（公務員の4割は非正規公務員というページとか）、
でも知れて良かったと思える記事ばかり。
全編を通じてネコのキャラクターが持つ疑問を専門家が答える展開になっているので、
読みやすくなっています。
他社の編集者が読むと、「こういう切り口で出したいと何度も思った」
と感じるかもしれません。
ご存知の通り、暮しの手帖は、広告が入らない雑誌。
だから、この切り口で出せたのでしょうね。
普通の出版社だと、営業部門から反対があり、ボツになりそうな企画です。
広告収入がない分、売り上げは本が売れた分だけなので、
気になった方は書店さんで手に取ってみてください（そしてそのままレジへ…）
お金に苦手意識がある人にこそ、お勧めの1冊です。
