6月22日付日本経済新聞朝刊に「シニア社員は覚醒する 企業は意欲を引き出す後押しを」という記事が掲載されました。
最近ネット上で「働かないおじさん」が話題になっていて、中高年社員のモチベーションの低さを嘆く企業が多いと伝えています。そう言いながら、企業はシニアを放置していて、人材開発や研修の予算配分ではシニア向けが約6%にとどまる、とのこと。
定年後研究所(東京・港)とニッセイ基礎研究所の試算によると、役職定年に伴い50代社員が意欲と生産性を下げることで生じる経済的な損失は約1兆5000億円にのぼるとのこと。
おお、企業はもっと真剣にシニアに取り組まないと!
「中高年はモチベーションが下がっていると決めつけてはいけない。パフォーマンスの上げ方が分からないだけだ」と、NTTコミュニケーションズの浅井公一キャリアコンサルティング・ディレクターは指摘します。面談では本人がやりたいことと、具体的な目標を答えるまで聞き、延べ10時間、話し合ったこともある、とのこと。結果的に約8割の社員は行動変容につながるとのこと。覚醒するのです!
ですが、環境変化の激しい今、覚醒は労使双方にとっても早いほうがいいのです。
記事では、味の素が40~59歳の希望社員を対象に、リカレント教育を実施していることも紹介しています。すごい!
副業や転職を検討することも、自信の強みやスキルを見直す良いチャンスとなります。
記事では、意欲のある人が転職しやすくなる柔軟な労働市場づくりを政府の役目としていますが、まずは、シニア一人ひとりが覚醒することが大事ですね!
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