5月17日付日本経済新聞に、
「迅速な失業給付 転職促す 自己都合でも7日程度に
学び直しで賃金上昇へ 政府指針」
という記事が掲載されていました。
失業給付や休業手当の仕組みを見直し、働き手にリスキリング(学び直し)を促します。スキルに応じた成長産業への転職を後押しして賃金上昇につなげるためです。人材の流動化によって欧米に比べて閉塞感の強かった日本型雇用に風穴を開けることを目的とします。
モデルとなったのはデンマークの企業と労働組合が自発的に協力して作り出した労働市場モデル。経営者側は自由に従業員を解雇できる利点があり、労働者側は失業しても手厚い補償を受け取れるというもの。職業訓練や再教育で労働者の生産性を高めることは双方にメリットがあり、デンマークでは実質賃金が伸び続けているのです。
具体的には、転職に向けた失業給付の支給を迅速にするとのことです。今は自己都合で離職する場合は、支給開始まで2カ月以上かかりますが、今後は申請時から遡って1年以内にリスキリングに取り組んでいたことなどを条件に、7日程度に早めるとのこと。学び直しの内容は、介護職員研修やウェブクリエーターなど幅広い内容が予定されています。
新しい動きに注目して、制度を大いに利用して、スキルアップしていきましょう!
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